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zoom RSS かごめ者が暇潰しにシンオウ地方で暴れて来るようです 終章

<<   作成日時 : 2009/10/06 00:42   >>

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プラチナ世界でかごめさんと幻想郷の面々が大暴れしてくるっぽいリプレイの29回目…最終回です。

鋼鉄島でふとましいのが乱入してきたのもひょっとしたらこれの伏線だったとか思った俺の妄想力に乾杯(何
ガブリアスを始末してくれたルーミアの活躍も忘れるべきではないですが最後シメてくれたのは狙い通りにチルノでした。というかなんかルーミアがゾンビ状態の件
なので、最初はちゃんとシロナ戦の(アレンジ)BGMを引用してますが途中からチルノっぽい何かに変わってスーパー氷帝タイムに突入してたりしますがあしからず(←

それでは、このヘンテコなリプレイめいたものの最終回、しんどいでしょうけどお付き合いのほどを^^;



************************



思えば長い旅路だった


最初は戸惑うことも多かったけど…


次第に私達はお互いの気持ちを通じ合わせ
それが当たり前のことになっていて…


何時か終わりの日が来ることは解っていた

私達が住んでいた幻想郷の日々よりも幻想的な毎日も
この戦いが済めば終わりを告げるだろう


けれど、彼女もまた同じように永遠に近い時を生き続ける者なら
この戦いが済んで私達が別れ別れになっても
何時か再び、彼女と私達の時が重なり合うことを信じて…


私は彼女…藤野かごめと共にした日々を一冊の本にして残そうと思う




-かごめ者が暇潰しにシンオウ地方で暴れて来るようです- 終章



♪BGM 【ニコニコ動画】チャンピオン(シロナ)戦 - ポケモンBGM - 交響曲風味 - GarageBand


シロナ「行け、ミカルゲ!」
かごめ「頼んだわよ、メイド長!」


文「(ミカルゲ…500種類近く存在するポケモンのうち、弱点タイプが存在しないたった2種類のうちの1種…!
  しかも、ヤミラミのような見かけ倒しと違い、戦闘能力の高いポケモン…!)」
さとり「…しかもノーマル、格闘、エスパーの技は全く効果がなく、毒は軽減される…。
   それ以外で、破壊力の高い攻撃技で力押しする以外の対処法がありません」
文「…何でいるんですか貴女…というかいきなり来て他人の心を読まないでください…!(#^ω^)
さとり「いえ、なんだか総力戦の気配を感じたので、解説役が要るかと思いまして」


ミカルゲのレベルは58、前座というならその時点でオーバのブーバーンよりレベルが高いという反則っぷり。
さとり様がいうように無効タイプが3つもある上に、防御・特防の種族値が108もあります。
HPは低いので、タイプ一致の強力な大技でふっ飛ばしてしまいたいポケモンです。


シロナ「…成程、私の先手がミカルゲと知っていたようね…!
   ゴースト・悪の技共に耐性のある悪ポケモンのヘルガーでの力押し…悪くはないけどね!」


シロナのミカルゲは差し押さえ、サイコキネシス、悪の波動、銀色の風を使ってきます。
火力は高いので、こちらも弱点の少なめなポケモンを出して対抗したいところ。

銀色の風はタイプ一致でなく、一発で致命傷にはなりにくいのでそのまま火炎放射を二発撃って沈めます。


シロナ「…流石ね…この子も決して弱くはなかったのに…!
   けど、ここからが本番!
   行きなさい、ミロカロス!!」

かごめ「(…どうする…咲夜の体力はもう残り少ない…。
    一か八か、吠えて別の奴を引きずり出させるか…!?)」
咲夜「…博打をするなら乗りますよ…!
  上手く炎・悪どちらかの技が効果的なポケモンさえ引きずり出せるなら…!」
かごめ「……解った、頼む!」


いぬさくやは吠えるの構え!


さとり「…いけない!」
シロナ「…残念だわ…少しでも攻撃を加えたほうが効果的だったでしょうに…。
   ミロカロス、龍の息吹!」


咲夜は裏世界でひっそり幕を閉じた…


文「…まさか…出遅れるとは…!?」
さとり「吠えるは確かに便利な技ですが、行動が強制的に後攻にされてしまう…。
   恐らく先手は取れるはずですし、スタンを狙うべきでは」

かごめ「結果論でしかモノを語れないなら黙っていろ!

さとり「…!?」
かごめ「ミロカロスには“神秘のウロコ”がある。
   加えて、特殊技はミラコかなんかで跳ね返す気満々だろ…この女狐め…!」
シロナ「あらあらうふふ…それはどうかしらね…?(にこにこ)」


でも龍の波動はマジで予想外だった^^;

ミロカロスのレベルは60、技は冷凍ビーム、龍の波動、ミラーコート、アクアリングです。
吠えるの行動優先順は強制的に遅くされてしまうので、ダメージを積んで後続にふっ飛ばさせることも考えてはみたのですが…。


かごめ「ルーミア、頼むぞ!催眠術で眠らせろ!」
ルーミア「任せるのかー!」

ルーミアの催眠術!
相手のミロカロスを眠らせた!

シロナ「…成程…眠らされてはどうしようもないかしら…ね」
ルーミア「そしてこれで終わりなのかー!
    龍宮の使い直伝、サタデーナートフィーバー!!><

破壊力ばつ牛ンの一撃!
しかしその衝撃でミロカロスが目を覚ましてしまった!!

かごめ&文「( ̄□ ̄;)えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!?
シロナ「あらあら、これは運がいいわね♪
   …ミロカロス、ミラーコートよ!!」


ミロカロスのサタデーナイトフィーバー!


ルーミア「( ̄□ ̄;)!!
    な…なんと美しい…うおあー!!!


ルーミアは裏世界でひっそり幕を閉じた…


さとり「…如何に実戦云々言っても予想できない事態は対処もできませんよね(にやにや)」
かごめ「(…この小五ロリ…犯してやろうか!!!)」
さとり「( ̄□ ̄;)ちょ!頭の中で私に延々と拷問かける想像するのやめてください!
   あんた何処のUSCですか!!!」


というか1ターンで目を覚ますなと

この後、にとりとお互いにアクアリングを張りあってちまちまと不毛なターン稼ぎをしながらその間のルーミアを回復。
でも交換のターンを読み切って龍の波動を撃ってくるとか本当に何者…^^;

スピードスターで相手が回復の薬を使ってこない程度、10万ボルトのギリギリ射程圏内まで削り、10万ボルトをぶち込んで沈めます。


次に出て来たルカリオはシャドーボールを撃ってルーミアを沈めてしまいました。
いや…先手は取れたのにこの局面で気合玉が外れるとかね…('A`)

ルカリオもミロカロス同様レベルは60。
使ってくる技はシャドーボールの他、波動弾など。タイプ一致不可避の波動弾は恐ろしい…。


フラン「えーい三度目の正直ー!!><」
かごめ「( ̄□ ̄;)わー馬鹿やめろー!今のお前がそれ言ったらフラグだー!!


ルカリオ「…よろしいでしょうか、シロナ様?」
シロナ「あー…いいんじゃないかしらね。ストーンエッジで^^;」


致命的な(ry


さとり「わかる…解るわ…段々空気がドリフのカラーに染まりつつあるのが…!!(ぐっ)
文「最早フォローの言葉も思い浮かばないわ…姉妹揃ってかりちゅまになりつつあるなんて…('A`)」


というかマジでいいとこなしの妹様。
総てにケチをつけてくれやがったのは間違いなくオーバのゴウカザル。
あのフレアドライブがお前の最後のあがきというなら、予想以上の効果を上げたぞッ!!!(←

結局にとりが壁になっている間に、こっそりとルーミアを回復させておきました。


かごめ「しゃあねえ…姐さん、出番だよ!」
勇儀「待ちくたびれたよ!
  じゃあひとつ、暴れさせてもらおうかね!!」

シロナ「へえ、あなたもガブリアスを…!
   その子は厄介だわ…ルカリオ、波動弾で沈めるのよ!」


勇儀「…っ…いい一撃じゃないのさ!
  だったら、こっちも全力で行かせてもらう!食らえ!」


勇儀は地震の構え!
破壊力ばつ牛ンの一撃!

相手のルカリオをズタズタにした!


ルカリオ「…も…申し訳…ッ」
シロナ「…気にしないで。よく頑張ってくれたわ、ありがとう…」


シロナ「既にこちらの手持ちも半分やられてしまった、か。
   そちらも、回復に時間を割けた1体を除いて2体の手持ちを失っている…。
   …あなたがまだ1体だけ出していないのは何故かしらね、かごめちゃん?」
かごめ「…さーて、ね。
   気になるなら、引きずり出させてみるかい…あんたの切り札で!」
シロナ「……へぇ……だったら、その策に乗ってあげましょうか…!
   行きなさい、ガブリアス!


勇儀「こ…これは!」

さとり「シンオウリーグチャンピオン・シロナの地位を不動としてきたその切り札を…この局面で!」
文「しかも勇儀さんよりもレベルが2つも高い…!」


シロナ「私のパートナーも、皆大切な仲間だけど…この子は特別よ。
   私がかつて、ナナカマド博士から図鑑をもらって、シンオウやジョウトを旅したその時からずっと一緒だった…!
   私の、トレーナー人生そのものの体現者よ!!


かごめ「(くっ…何て威圧だ!
    先の3体も決して弱くはない…っつーか反則レベルだったのに…!)」


シロナの切り札、ガブリアス。
レベルは62と、FRLGのライバルの切り札御三家には一歩及びませんが、それでも歴代屈指の高レベル。
いわゆる「600族」と呼ばれる非常に高い総合能力を持ち、速攻型の代名詞ともいわれる強力なポケモンです。


勇儀「いいじゃないか…!
  このあたしが気兼ねなく全力を出しても、負けるかもしれない相手ッ…!!
  …こんな血の滾りは何百年ぶりだ!!」
かごめ「…姐さん!」
勇儀「真っ向勝負だ…いいだろう、主ど…かごめ!」
かごめ「ああ、あんたのやりたいようにやって見せろ…力の勇儀!」


勇儀「四天王究極奥義…大江山百鬼夜行!!
シロナ「受けて立つわ、その想い…!
   ガブリアス、ドラゴンダイブ!!


勇儀のドラゴンクローとガブリアスのドラゴンダイブが激突する!


勇儀「…ぐ…はっ!
  まさか…この、あたしが…!」
かごめ「…っ…姐さん…!!」

シロナ「…いい一撃だった…。
   同レベルだったら、墜とされていたのは私達の方だったかもね…!


チルノ「勇儀…うそ、だろ…!
   鬼は…幻想郷で本当に一番強いって…言ってたじゃないか…!」


チルノ「うそだ!こんなの絶対に嘘だッ!
   …っ…あたいが…あたいがあのでかいの倒せば…!
   勇儀はあの犬みたいなのに攻撃を受けてたんだ…だから、あたいがあいつに止めを刺せば勇儀が負けたことにならないッ!!


かごめ「待て!こいつはお前の手には…!」
シロナ「そう、グレイシアに後れを取るほどこの子は鈍足じゃないのよ!
   火炎放射で焼き払いなさい!!」


強烈な炎が辺りを薙ぎ払う
チルノは吹き飛ばされてしまった!


かごめ「…この、馬鹿野郎…!」

シロナ「…成程…確かに私が私自身を相手にするならば、氷タイプを用意したでしょうね。
   あられを撒かれたら、その時点で多分アウト。
   …あなたの切り札でもあったのね、あの子は」

シロナ「……あなたは…あなたの仲間達も良く戦ったわ…!
   ここで退いたとしても、あなたが非難を受けることはない。
   それを決めるのはトレーナーのあなたよ…かごめちゃん…!」


文「(かごめ…!)」
さとり「(彼女の心は折れかかっている…。
    気の遠くなる長い間極限の狂気と、報われぬ悲劇を見続けた彼女は…仲間が傷つくのを極度に恐れてしまう。
    …だからこそ、常に過剰ともいえるくらいにレベル差をつけて圧倒的な差を見せつけて来たのに…。
    これでは…!)」



「…あきらめちゃ駄目だ!」



♪BGM 「agony」/ KOTOKO



にとり「かごめ、私が盾になる!
   その隙に、チルノでも勇儀さんでも、あんたが思った方を回復させればいい!」
かごめ「…にとり…!?」

にとり「私達、なんだかんだでここまで一緒に頑張ってきたじゃないか…!
   …折角、ここまで来たんじゃないか!
   あきらめるなんてあんたらしくないよ!
   私だってこんなところでギブアップなんてしたくないよ!!

さとり「(…!…空気が、変わった!?)」


かごめ「…そうだよな…」


ジュン「いいか!お前が俺に負けるまで、絶対負けるんじゃねーぞ!!」


かごめ「こんなところでギブアップはしない!
   にとり…許せとは言わん…可能な限り、耐えろ!!
にとり「…それでこそ、我らが御主人だよ…!」


シャワーズを盾に得た1ターンの間に、チルノを回復。
そして、交代で出て来たのは…。


かごめ「ルーミア、奴はあんたに任せる!
   必ず叩き潰せ!」
ルーミア「承知!」


ルーミア「私のこの手が真っ赤に燃える!お前を倒せと轟き叫ぶ!!
    流派東方不敗最終奥義ッ!石!破!天驚けええええええええええん!!!


ルーミアの気合玉!
相手のガブリアスをズタズタにした!!


シロナ「ま…まさか…そんなことが!」

ルーミア「はーっ…はーっ…」

シロナ「…その子…とても強い意思の力を感じる…!
    何処までも深い闇の中に、その輪郭を主張する月のように…!!
   そう…そのゲンガーとの絆も、私とガブリアスのように強く…。
   ここまで追い詰められてしまったのは、何時以来かしら…!」

シロナ「でも、その子も限界の様ね!
   トゲキッス、エアスラッシュ!その子を落としてしまえば勝ちよ!!」

トゲキッスはエアスラッシュの構え!

ルーミア「(…あはは…もう、動けないや…。
     ごめんね…かごめ…そして)」


ルーミアの体は大きく吹っ飛ばされた…


ルーミア「(…頼んだよ…チルノ…!)」



「…こら、起きなさいチルノ」


チルノ「(あれ…?
    あたい何時の間に幻想郷に帰って来ちゃったんだろう…)」

「聞こえないの?
あなたの友達の叫びが」


チルノ「(レティの声が聞こえる。
    どうして…あたい、もう限界だよ…。
    かごめの言うことも聞かないで…あっさり返り討ちにあって…)」

チルノ「(…やっぱり、あたいはただの馬鹿な妖精だったんだよ…。
    あたいは…最強になんて…なれなかったんだよっ…!)」


「そんなことない!!」


♪BGM 「snow angel」/KOTOKO(「【ニコニコ動画】【東方手書き】snow angel」より)


チルノははっとして目をあけると、そこには一面に舞い散る雪の華


チルノ「これは…!
   ルーミア…もしかして、あんたの…ああ!」

「大丈夫だよ。
幻想郷の誰もが笑っても…私達は信じる。
あんたが、真の幻想郷最強なんだって…!

「立ちなさい、チルノ!
あんたを信じているあのトレーナーの、信頼に応えてきなさい!



チルノ「うん!
   あたい、ふっかああああああああああああああああああああつ!!!


シロナ「な…なんですって!?
   しかも、これはあられ!?
   まさか…あの時交代で出てきた際に…!
かごめ「ああ…こいつの性格は腕白、そして昼寝を良くするっていうのが個性…!
   やたら撃たれ強いんだよコイツは…!!
シロナ「…馬鹿な…天候技は5ターンで解除されるはず…!
   アレからだとすれば、6ターンは経っているはず…まさか!!

チルノの手には凍りついた石が握りしめられている…

シロナ「…冷たい岩…!!」
かごめ「そういうことだ!
   チルノ、あとのことは総てあんたに託す!!
   幻想郷最強の妖精の力、今がその総て勇躍する時!!!」


チルノ「…勇儀、にとり、フラン、咲夜…ルーミア…小傘…かごめ…それにレティ。
   あたい、これで決めてみせる…みんな見ててよ!!」


チルノ「ラストスペル、“エンプレス・オブ・アイスエイジ”!!!


チルノの最高威力の吹雪が部屋全体を一気に凍りつかせる!!
トゲキッスは瞬時に凍結させられ裏世界でひっそり幕を閉じた…!


シロナ「…なんという…!」
かごめ「これであんたの残りはその手に残しているロズレイドだけ!
   数は1対1…でも有利なのはあたしだ、どうする!?」
シロナ「当然、引き下がるつもりはない!
   私もこの子に総てをかける!!」


シロナ「ロズレイド、ヘドロ爆弾!!」
かごめ「チルノ、吹雪!これで決めろおおおおおおおおおおおおおおお!!」

チルノ「いっけええ!!ファイナルアイシクルフォールッ!!><」


チルノの吹雪は回避することが出来ない!
破壊力ばつ牛ンの一撃!

相手のロズレイドは永久凍土に埋められた!!


チルノ「見たかああああああああああああ!!
   このあたいが、幻想郷最強だあああああああああああああああああああああああ!!!


トゲキッスのレベルは60、ロズレイドのレベルは58です。
実はガブリアスに対して出した時、火炎放射を耐えてあられを撒き、その後完全に焼き払われて回復…という流れです。
しかし怒涛のガブリアスの攻撃と、ルーミアの10万ボルトを耐えきりやがったトゲキッスの所為でチルノ以外は全滅。

そのチルノも、再登場したときはHPは元気のかけらによる回復の87のまま。
トゲキッスがルーミアをふっとばした時点であられ撃ってから5ターン目で、あられの効果時間を8ターンに引き延ばす冷たい岩のお陰で勝ったようなものです。
後の2体は吹雪で瞬殺、回復のいとまもないほどの激戦を決めてくれたのは我らが氷帝・チルノでした。

ああ…やっぱりチルノはカリスマだったんだ…!!(←



シロナ「…お見事…としか言えないわね。
   負ける気は微塵もなかったけど…お互い様だものね…」
かごめ「シロナさん…」

シロナ「…さっきまでの君は最強のチャレンジャー。
   そして、今この瞬間からは文句なく最強のチャンピオン」

シロナ「…心が折れかけながらも、あなたはポケモンたちの信頼に応え見事に乗り切って見せた。
   そのあとは…ポケモンが最大限力を発揮できるよう応援しつつ、かつ冷静な判断でそのチカラを二乗三乗に引き出させて…。
   まるで、細く脆い運命の糸の先を引き寄せるかのようなその戦い、君が制せたのはきっと僅かな要因だったんだと思う」

かごめ「…うん。
   あたしの心だけじゃ無理だよ…。
   今ここにいない小傘や、それ以外に今まであたしと旅してくれたポケモン…そして、見守ってくれた文…」


さとり「…あなたも、前に出ていいのですよ?
   その資格は…その涙を流す権利とともに、十二分過ぎるほど存在する…!
文「あ…あやっ…泣く子も黙る、地霊の王が…いう言葉じゃないです…!
 私は…私はこの位置で十分…!
 彼女が成し遂げる…成してきたことを、その間近で…見ることが、見せてもらうのが…私の、幸せだからっ…!

その腕が不意に引き寄せられた!

文「…あややっ!?」
かごめ「そんな隅っこで見てるんじゃないよ…!
   …あんたは振り回してやった分、嬉しいことがあったらそれを一番近くで一緒に味あわせてやるって決めてたんだ…!
   拒否権はないんだからね!」


シロナ「…さて、新たなチャンピオン誕生の儀式…帰る前に、それを済ませておかないとね…!
   かごめちゃん…そして君達も、付いていらっしゃい」
さとり「おや、何処の馬の骨とも知れぬ我々も、同席してよろしいんですか?」
シロナ「…ルカリオが波導で教えてくれてるわ。
   あなた、他人の心が読める妖怪のクセに…自分の感情を隠すのがすごく下手なのね。
   あなたも、その記者の子のように一緒に彼女と行きたいって顔に書いてあるわ」
さとり「…うっ…」
文「…その方は地底暮らし…長かったから、人付き合いが苦手なのですよ…」
さとり「…余計なお世話です。
   まぁ、許しが出たようなので…遠慮なく」


ナナカマド「かごめ、シロナ!」

シロナ「…あら博士、あなたもやはり…」
ナナカマド「うむ!
     ポケモン図鑑の手伝いを頼んだ娘がここまで来た…その成長、私自らの目で見届けたいと思うのも当然だろう!
     …既に幾人かに先を越されてしまったがな…ふふ」
シロナ「うふふ…博士ったら、相変わらずの子供好きなんですね。
   もっとも、かごめちゃんの場合は本当に子供なのか疑問だけど^^;」
かごめ「おいやめろ馬鹿。
   その系統の話題は危険な予感がするのですぐに止めるべき

ナナカマド「コウキから聞いていたが、本当にポッチャマ…いや、エンペルトは連れておらなんだか。
     まぁ、それが縁だったということかな」
かごめ「…でも、一番最初に共に戦ったポケモンだしね」
ナナカマド「それでも良いさ…おっと、無駄話が過ぎたか。行こうか」


殿堂入りの間


博士「…久しいな、この間も」
シロナ「私がチャンピオンになったとき以来だとすれば…かなり昔の事ですね」


シロナ「…さあ、かごめちゃん!
   この殿堂入りの部屋に刻むのは…あなたと、あなたと共に戦いぬいたポケモンたちの名前!
   残すのはここまでの旅の思い出!
   さぁ、ポケモンリーグの厳しい戦いを勝ち抜いたあなたと、共に戦ったパートナーのポケモン達をこのマシンに記録するわよ!」




数ヵ月後、幻想郷…妖怪の山 文の家の自室にて



文「…こうして彼女は…名実ともにシンオウリーグ最強の座を手にした…と!
 よーし、これで完成よ!」

「文さまあー!
河童の印刷屋が早く原稿持ってこいって煩いですー!!
早くどうにかしてくださあああい!!><

文「…ったく…何時まで経っても椛は鈍臭いんだから…。
 解ったわよー!今行くからー!!」


(文花帖より抜粋)

私は、あの後暫く共に彼女らとまだ見ぬエリアを巡り、そして幻想郷へ戻ってきました。

何時までも共にいられぬことは解ってました。
メンバーの中には、駄々をこねて居残りそうなものが幾人かいた気もしましたが…ひょっとしたら一番名残惜しさを覚えていたのは不覚にも…本当に不覚にも、私こと射命丸文だったのかも知れません。

それほど彼女…かごめは比喩的な意味でも何でもなく、魅力的な存在だったのだと思います。
八雲紫は、彼女の魂が古の覇王のカリスマを備えていたから、一時的なモノだと言っていましたが…。

…身勝手に生きる妖怪でも、時にそうした絆を持ってしまうことがあるのだと、私は信じたい。


あれから、私の元へはルーミア、チルノと言った面々が、ほぼ毎日のように遊びに来るようにもなった。
話を聞けば、彼女らも人間に迷惑をかけぬよう、日々気を付けているという。
里でも、最近霧の湖周辺で消息を絶つ者が減ったどころか…むしろ彼女らと解る妖怪・妖精に命を救われたなどという話が聞かれるようにもなっている。
これは妖怪としてどうか、と八雲紫が頭を捻っていたようだが…彼女も、口の割に懸念してはいないようにも見えた。

紅魔館では、長く幽閉されていたはずのフランドール=スカーレットも、屋敷内での自由が与えられるようになったとも。
相変わらず、別の地方で存分にカリスマブレイクを続けている本来の主・レミリアの帰りを首を長くして待ちながら…紅魔館にも新たな変化が起きつつあると、先日会った十六夜咲夜が何時になく嬉しそうな表情でそう言っていた。

そして、人間恐怖症のにとりも、今では積極的に人間の里へ遊びに行くようになったとか。
人間の道具を直してその礼で貰ったと、山ほど好物の胡瓜を抱えて戻ってくる姿をよく見るようになった。


そして…この私も。




さらに数日後 地底、旧地獄街道


勇儀「よう文、久しいな」
文「ほし…いえ、勇儀殿も壮健の様でなによりです」

勇儀「…というか、お前の方からここまで訪ねてくるとは意外だったな。
  道中、うちの仲間にあったんじゃないか?」
文「あー…ちょっと裏技ですが…貴女と地霊の主の名前を出したら一発ですよ。
 貴女に用がある者を留めれば、タダで済まないと彼らも解っておるのでしょうし」
勇儀「あんたも意外と強かだねえ…。
  …ところで、わざわざ足を運んで来たということは、ただ酒を飲みに来たとかそういう理由じゃないんだろう?」
文「あやっ、そうでしたそうでした…^^;
 …実は、数ヶ月前のあの戦いを…本にしてみたんです。
 ぜひとも読んでいただきたいと思い、御持ちしたのですよ」
勇儀「へぇ」

そのタイトルには「森奥文花奇譚」とある

文「…天魔様にこの件を報告したら、是非とも書籍として残せと仰せつかりまして。
 河童の印刷工房も軌道に乗り始めたので、その作品第一号として売ってみることになったそのプレ版ですよ」
勇儀「…貰っても…いいのかい?」
文「勿論、そのためにお持ちしたのですから^^」


ふたりは何時しか静かに酒を酌み交わしていた


勇儀「…ついこないだの話だってのに、もう既に遠い昔の出来事のように思えて来たよ。
  一体どのくらいぶりだっただろう…全力で戦い…誰かと旅路を共にしたなど。
  あんな美味い酒を毎日のように飲めたのも…!
文「あやや…やはり私めだけでは足りませんか…?^^;」
勇儀「おいおい、そういう意味じゃないよまったく…。
  …まぁでも、まったくそういう気持ちがないと言えば嘘になるな。
  主殿、かごめやお前たちと共に飲む酒は、たとえ安酒でも万年の銘酒に変えるかのように思えたさ。
  それに、お前がこうやってまた顔を見せに来てくれただけでも、十分さ」

文「…勇儀殿、もしよろしければ…何時かまた山に来られませんか?
 確かに、山には貴女を憚る者も多いでしょうが…私もにとりも、幸い麓のほうに住んでいますゆえ…。
 ルーミアやチルノも、あれ以来よく私のところへ遊びに来るようになりましたよ」
勇儀「そうか…そうだなぁ。
  私達が定めたルールも、そもそも萃香の馬鹿が速攻で破りやがったしな…今更、面子にこだわるとか私ららしくもないか…。
  …まぁそのときは、精々周囲に迷惑にならないよう気をつけさせてもらおうかね」


ふたりが見つめる先には、地底の広大な天井を淡く照らす光苔。
その幻想的な景色に、何時か見たシンオウの夜空が重なったように、ふたりには見えていた…。



-かごめ者がシンオウ地方で暴れてくるようです- 完



************************



はい、てな訳で終幕です。

ラストマジ激戦で、圧倒的な火力の前に回復が間に合わず、何度か負けを覚悟しました。
妹様の見せ場がなかったのは本当に残念だったのですが(何せこのメンバーでは一番の古株でしたし…)、ルーミアがきっちり気合玉を決めてガブリアスを葬ってくれた時「流石俺の嫁!!」と叫びそうになったのは内緒^^;(ぉ

そして チルノは カリスマ だった(←


総プレイ時間は…流石に、努力値稼ぎとかいろいろやってたので114時間34分というとんでもない事態に。
ええまぁ、一周終えるタイムじゃないですよね…どう考えたって…^^;;;


一応話としてはこれで一区切りとさせていただきます。
これ以降の主要イベントに関しては、これから始めようと思っているハートゴールドリプレイの合間にでも、番外編という形でお送りできれば…と思います。

お付き合い頂きありがとうございました。
ハートゴールドでは、多分誰もが意外とも思えるようなキャラを主人公に、またどうしてこいつが?ってなキャラと共にジョウトでひと暴れしてもらおうと思ってます(←←


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どうも、人形遣いの裏で糸を引く清くも正しくもないチャレンジャーです(何


>ハートゴールドでは
今回のプレーで出たキャラを全員続投させないものとして考えてみましたが、主役は正直思いつきませんw
誰もが〜とか書いてある時点でサユリとかはなちゃんじゃなさそうだし・・・


兎も角無事連載終了乙でした〜
影林檎
2009/10/06 18:26
むしろ「終わった」じゃなく「終わらせた」が正しい気が(ぉ

言ってはみたものの、本当にその案でいくか、そもそもリプレイにするかすら未定なのですが^^;
その辺りはおいおい。
狐@管理人
2009/10/06 19:49

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